先週、国際クラニオフェーシャル学会が開催されましたが、その時にスペインから参加した医師から連絡がありました。なんと、なつかしい。2年前に私をスペインの学会に招待してくれたアリシアでした。一緒に食事をしてコルドバでの学会の話をしていると、その時のことが段々と思い出されるのでした。

ヨーロッパでの学会はいつもそうですが、単にしゃべるだけでは終わらずに、講演の後、座らせられて、延々と1時間近く質問攻めになります。終わった後は疲れ切っていて、一度ホテルに帰って寝てしまいました。

また、学会後のパーティーもすさまじいものでした。なにしろ、夜の9時に集合してバスで移動。確かにこの時間はまだ外が明るい。日が暮れる10時頃に屋外でのカクテルの始まり。随分と長いので、「これで終わりなんだ。もう少しオードブルを食べておけば良かった。」と思いきや、11時過ぎから着席でのパーティーの始まり。なんと終わったのは1時前でした。私の隣に座っているミラノ大学教授のビオリ先生は慣れたものでしたが、その隣の台湾の有名な医師、チェン先生はすごく怒っていました。ホテルまでの帰りのバスの中でもずっと怒っていて、なだめるのが大変でした。

アリシアと食事をしていてそんなことを思い出していたのですが、なんとアリシアの娘さんが四谷の有名大学に年明けまで留学すると言うではありませんか。まだ、本人とは会っていないのですが、同じ年頃の娘を持つ私としては、異国の地で不安を沢山抱えているであろう娘さんを支えてあげたいと思います。

みきクリニック市ヶ谷